院長あいさつ

お陰様で、開業以来、鍼灸・整体を追究し続けて１７年が経ちました。

専門学校で学んだ教科書の通りにはいかない、奥の深い世界なので、こんな私でも途中で投げ出すことは出来ません。

開業当時の私は「痛みや不調を取り除くのが良い施術師だ」と考えていました。それも、もちろん大切なことです。でも、それだけでは施術者として十分とは言えない、と感じるようになってきました。

施術に携わっていて思うのは、皆、それぞれのゴールがあるということです。当院にいらっしゃる方々は、頭が痛い、腰が痛いなど、何かしら心身のトラブルを抱えています。そして仕事や趣味などが思うように出来ず、我慢していたり、ストレスが溜まっていたりする方も少なくありません。

私もこれまでに病院や施術院で体をみてもらったことが何度かあります。こちらの話もロクに聞いてくれず、ただ「良くなればそれでいい」といった姿勢の先生も中にはいました。私の体をなおすことには関心があっても、私の『なおしたい』という気持ちや、事情にまで関心を寄せてくださることは無かったように思います。

たとえば同じような症状でも、その人が求めているゴールは必ずしも同じではありません。歩ければいいという方、スポーツを楽しみたいという方、もっと仕事をバリバリこなしたいという方、人それぞれです。各々思い描くゴールを、同様に扱うことは出来ないと私は思っています。

だから私は、あなたにとってのゴール到達を、鍼灸でお手伝いしたいと考えています。なおせばいい、ではなく、あなたが得たい本当のゴールに達することができるまで、とことんサポートする。鍼灸師としてこのことを大切に考え、施術に取り組んでいます。

　私は現在の仕事に就く以前にデスクワークや体を使う仕事など、いくつかの職業を経験させて頂きました。その中で腰痛、肩関節の痛み、膝の痛みなどを発症し、その度に仕事を続けながら症状を良くすることの難しさを感じたものです。

　忙しくて休む暇がなかったり、いつもと同じクセで動いたりすることで度々症状が再発。時間が取れず、あまり通院することが出来なかった私は、症状をしっかりと回復させるためには、自分自身でストレッチや整体をしたり、原因となる動作のクセを治したりするケアが不可欠だ、ということを痛感しました。

　そもそも人の体は自ら治る力『自然治癒力』を備えています。もし、あなたが今、辛い症状を抱えていたとしても、体は治そうと頑張っているのです。

　当院ではその自然治癒力を高めるお手伝いを全力でさせていただきます。当院でお勧めするセルフケアは整体に基づくもの、私自身の経験や、これまでみてきた患者さんの症状から考案したものなど数多くあります。どうぞ遠慮なく、ご相談いただきたいと思います。

　是非、ご自身の治る力を信じてください。そして、明るい毎日を取り戻すお手伝いをさせてください。