当院では武術の動きをもとに考案された「活法」という整体も行っています。当院の整体は施術者の力を使いません。患者さんの動きと施術者の動きを同化させて調整します。バキバキ矯正するものではありませんので、痛みを感じることなく、安心して受けていただけます。
※症状によって鍼灸と併用したり、整体だけ行う場合もありますが、料金は一律です。
活法では骨格の矯正はせず、筋肉を調整します。ある筋肉が痛くなった場合、その筋肉と、本来なら一緒に動くべき周りの筋肉との連携が上手く働かなくなり、筋肉に余計な負担がかかって痛みがでることがよくあります。
活法では、この痛い筋肉と周りの筋肉が一緒に動く「連動」の回復を重視し、「動きがおかしいから痛いのだ」と考えます。体の自然な動きを促しながら施術し、筋肉、関節を本来の動きに戻していきますが、施術者がムリな力を加えると、患者さんは緊張し、反発してしまうので施術中に強い力は使いません。
また、骨をバキバキさせるような骨格矯正ではありませんので、どなたでも痛みを感じることなく、安心して施術を受けていただけます。筋肉が調整されて動きが整ってくると、痛みのあった箇所がラクになり、結果として症状は回復へと向かいます。
「人にはそれぞれ右利き、左利き、また利き足などがあるため、体にはもともと歪みがあり、それがその人の特徴でもある。」と活法では考えています。体の歪みを一気に矯正しても、不慣れな動きになってしまっては、なかなか体に定着しません。
そのため、活法では、決して左右対称に真っ直ぐに矯正しようとはせず、たとえ歪みがあっても自然で動きやすい体に少しずつ調整し、その人にとって本来のバランス良い状態に徐々に戻していくことを目的として施術します。
活法には施術者と患者さんの動きを利用した「患者さん参加型」の施術法も多数あり、それに基づいた自己整体法が沢山あります。
「施術者する側が不調であっては、患者さんに効果的な施術が出来ない。」との考えから、施術者自身も日々実践し、動ける体づくりに努めています。
活法の起源は戦国時代にまで遡ります。日本古来の武術には、人にダメージを与えるための技「殺法」と人を蘇生させ、活かす技の「活法」とがありました。「活法」の1つ1つの技は武術の動きをそのまま用いたものが多く、武術の裏ワザともいえるものです。戦いの中、傷ついた味方を素早く戦場に戻したり、武術の稽古中、相手の痛めた関節などをその場で稽古が続行できるようにしたり、と活法は戦国時代の兵力維持に欠かせないものでした。戦場において「動けない」ということは「戦えない」ことを意味します。
活法が「動き」を重視している理由はここにあります。現代で例えるならば、試合中に負傷した選手を応急処置し、再度試合に出場させるスポーツ・トレーナーに近いのかもしれません。そして救急車などなかったこの時代に、活法は命を救う大事な手段でもあったと思われます。活法にはいくつかの流派があり、細々と口伝という形で継承され、後の指圧技術を確立するための基になったとも言われています。戦国時代に生まれた活法を現代人の体の不調に活かそうというのが当院で行っている整体法です。
初診料 (オンライン問診ご利用時は無料です。詳細→) | 2,000円(税込) |
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施術料 | 5,800円(税込) |
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※初診料は初めての方、2年以上ご来院いただいていない方に申し受けます。
※鍼灸、整体いずれの施術を用いても料金は一律です。
親切・丁寧な対応をモットーとしておりますのでお気軽にご相談ください。