東洋医学に基づいた施術

病気に対し、狙いを絞る西洋医学と違い、東洋医学では体全体のバランスを整えることを重視するため、体の一部分を切り離してみることはありません。

　東洋医学のお手本は自然環境です。地球上にある生命体は、大気や水が空や大地を巡ることで営まれます。人もまた同様に、体内のエネルギーがスムーズに巡り、流れることが、筋肉、関節や内臓の働きを営んでいます。この流れに異常が生じた時に、正常化するというのが東洋医学の考え方です。

東洋医学による施術には副作用がありません。お一人お一人の体力や症状に合わせた方法で調整し、症状を押さえつけるのではなく、ご自身の持つ『なおす力』を引き出すのが東洋医学のやり方です。適切な刺激量を守れば、施術後に不快な症状を感じることは殆どありません。

未病とは約2000年前の中国の医学書「黄帝内経」で初めて使われた、病気になる前の状態を表す言葉です。「何となく体がダルい。」「頭が重い。」など少しの不調でも体には何かしらの兆候が表れていることがあります。これを見逃さず、適切な施術を行うことで症状を早期に解決し、または予防することを東洋医学では重視しています。