ご来院時、先ず初めにしていただきたいこと。それはお悩みの症状をゆっくりお話いただくことです。
病院でもはっきりした原因がわからないため、自律神経失調症と診断される方も多く、これといった解決策がないまま、不安を感じている方が少なくありません。
ゆっくり話を聞いてくれなかった、と不安をお持ちの方も中にはいらっしゃいます。
当院では、症状解決のためには、お話を伺うことがとても大切だと考えています。お客さまのお体の状態を一番よく知っているのは、やはりお客さまご自身なのですから。
そして、お話の内 容には必ずと言っていいほどヒントが隠れています。「こんなこと関係ないかも・・・。」と思うようなことでも遠慮なくお話し下さい。
詳細にお話いただくことより、効果的な施術を受けていただくことが可能です。
お伺いしたお話をもとに、症状の原因を探り、どのような施術方法が症状にあっているか、どのくらいのペースで通院が必要か、などをご提案させていただきます。
鍼は怖い、熱いお灸はイヤ!などお客さまが不安に思う施術を押し付けることはしません。
鍼・灸・整体の中からお客さまの症状に効果的かつ、納得していただける方法を提案し、施術を開始致しますので、安心して施術を受けていただけます。
施術はお客さまにリラックスしていただくことが不可欠です。
まず大切に考えていることが施術時の姿勢。
うつ伏せが苦しい方、坐ったままが楽な方など1人ひとり楽な姿勢は違うものです。その方の楽な状態に合わせた施術が可能ですので、遠慮なくお申し付けください。
リラックスして施術を受けていただくことが施術効果を高めます。
施術終了後、当日のご自宅での過ごし方や、日常生活での注意点、ご自身で実践できるセルフケアなどを伝えさせていただきます。
また、ご不明な点などがございましたら最後にもう一度確認、説明いたします。些細なことでも遠慮なくご質問ください。
西洋医学では主に、症状部位に対しての検査、投薬、手術などを行いますが、東洋医学では症状部位だけにとらわれず、全身をみます。
「自律神経失調症にはこのツボ」などといったように、誰にでも同様に効果がでるツボはありません。人それぞれの体の状態を観察し、その人の不調によって現れた、症状の回復を促すツボを見つけ出して施術するのです。
このように鍼灸では、病名にとらわれず今のあなたの健康状態にあわせた「あなた専用」の施術をします。だから、たとえあなたのツラい症状が、病院で原因がはっきり分からずに、「自律神経失調症」言われた症状だったとしても、効果が期待できるのです。
東洋医学には「陰陽」という思想があります。世の中のすべての物を陰と陽、2つの相反する物に分ける考え方(→詳細)に当てはめてみると、自律神経の2つの神経、交感神経・副交感神経の関係はまさに陰陽の関係といえます。
そもそも陰陽のバランスを整えることを重視して施術する鍼灸は自律神経のバランスの乱れた自律神経失調症の回復に効果的なのです。
陰陽のバランスの乱れは、体全体のツボに現れます。
鍼灸はこれらのツボに働きかけ、気をめぐらせる施術法です。鍼灸は、陰陽のバランスを整えることを考慮し施術しますので、陰陽の乱れによる症状=自律神経失調症にピッタリの施術法なのです。
東洋医学の思想の1つに「陰・陽」があります。これは世の中あらゆるものを「陰」と「陽」の二つに分け対立したものと位置づける考え方です。
・陰 暗い・冷たい・静か・落ち着き・重いなど静的なイメージ
・陽 明るい・熱い・活発・興奮・軽いなど活動的なイメージ
大まかに分けるとこのような感じです。
陰と陽は互いに変化しながら役割交代します。陽が強くなれば陰が抑えるように強さを増し、陰が強くなれば今度は陽が陰を抑えこむように強くなってきます。
例えば、太陽が明るい真昼は陽が1番強い時。午後になり、日が沈み始めると、陽は少しずつ弱くなり、逆に陰が強くなってきます。そして夜中、陰は1番強くなり、その後明け方に段々と弱まってきます。このように陰・陽は互いにバランスをとりながら変化するのです。
人間の体もこれと同様、陰・陽のバランスを取りながら生命活動を行っています。
例えば、夏が近づけば、体温が上がり過ぎないよう(体内の陽が強くなり過ぎないよう)発汗しやすくなり、冬が近づけばエネルギーが外に逃げないよう(体内の陽が弱くなり過ぎないよう)汗腺を閉じます。
日中活動して夜は眠る。イライラしたら溜息をつく。人前で緊張した後には1人でホッとひと息つきたくなる。私たちが日々、意識せずに行っているこれらの習慣も、自ら陰・陽のバランスを保つためにしている行為です。
健康な体は陰・陽のバランスが取れています。陰・陽どちらかが多すぎても少なすぎてもカラダの調子を崩しやすくなります。比較的元気な時は、自らの回復力でバランスを取り戻し、健康を保つことができますが、疲労やストレス、生活の不摂生など様々な原因でバランスを取り戻すことが出来なくなると体調を崩してしまいます。
東洋医学では、西洋医学のような病名を用いませんが、陰陽のバランスが崩れた上記のような症状は自律神経失調症といえます。陰陽のバランスを重視する東洋医学。その考えに基づく施術法は、自律神経失調症の回復にとても効果的です。
【患者】 30代 女性 会社員 鎌倉市在住
【来院】2018年 10月
【症状と来院理由】1か月くらい前から空腹時に胃にムカムカするような不快感があり、食欲はあるものの、食べ始めるとあまり食べられない感じ、といった症状が始まった。2~3年前から同様の症状が時々あったが、放っておいたり、胃薬をのんだりすると良くなっていたのでそれほど気にはしていなかった。この度は、胃薬を飲んでもあまり良くならない。
1か月前に職場の移動があり、慣れない部署での仕事がはじまってから、なかなか寝付けないことが多く、いつも寝不足気味で、疲れやすい。1週間くらい前からは、時々フラフラ揺れるような目まいも感じるため不安になり、以前に腰痛でかかったことのある当院に来院。
【施術と経過】
・初回 全身の状態をみると、手足が冷え、腹部の緊張が強い。首、背中の緊張も強いため、まずは緊張しているところを緩める目的で鍼と整体を試みた。施術後は、手足が温かい感じがするとのこと。腹部の緊張は少しあるものの、この日は終了とした。
・2回目 初回の施術の晩は寝付きがよく、久しぶりによく眠れたとのこと。胃の不快感と目まいはあまり変わらず。前回の施術に加え、背部に施灸した。
・3~5回目 2回目以後、目まいを感じることが殆どなくなった。胃は多少楽になったが、まだあまり食べられない。前回同様の施術を1週間おきに3回続けた。
・6回目 胃の不快感はあまり気にならなくなり、夜も良く眠れるとのこと。眠れること、食べられることで体力も回復し、元々趣味で続けていたテニスもできるようになった。
【効果的であったツボ・整体】隔兪 脳神経点
【考察】 職場の環境が変わったことでのストレスにより、自律神経の働きが乱れ、不眠、胃の不調、目まいなどの症状が起こったものと思われる。このような症状の場合、不調のある部位にこだわらず、交感神経、副交感神経のバランスを取り戻す施術を行うことで、症状の解決につながる場合が多い。ただし、ストレスのある環境はなかなかなくすことが出来ないので、施術を続けて頂くことと、適度に体を動かすことで、自律神経の状態を良好に保つことが大切である。
※施術の効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、一般的な鍼灸の効果ではありません。
初回カウンセリング料 | 2,000円(税込) |
---|
施術料 | 5,800円(税込) |
---|
※初回カウンセリング料は初めての方、2年以上ご来院いただいていない方に申し受けます。
※鍼灸、整体いずれの施術を用いても料金は一律です。
施術の流れをご紹介します。
お困りの症状を詳しく教えてください。複数の症状にも対応出来る場合がございますが、先ずは1番お困りの症状からお話ください。
お電話でも結構ですが、施術中は出られないこともございますので、初回割引もあるLINEでのお問合せ・ご予約をお勧め致します。詳細→
※お悩みによっては当院で対応致しかねる場合もございます。ご了承ください。
初めての方は、予約時刻の5分前くらいにご来院ください。受付後カウンセリングフォームをお渡し致しますので、ご記入をお願い致します。
※Webカウンセリングフォームを送信くださった方は、ご記入不要です。
お困りの症状について詳しくお話し下さい。症状に基づき、施術方法をご提案させていただきます。
施術方法に納得いただけましたら必要に応じ、施術着にお着替えいただきます。
必要に応じて、理学検査、触診などを行い、施術箇所を特定し、施術を開始致します。初めての方は体に力が入りがちですが、効果的な施術のためにも出来るだけリラックスしてみてください。
【患者】 30代 女性 会社員
【来院】2018年 10月
【症状と来院理由】1か月くらい前から空腹時に胃にムカムカするような不快感があり、食欲はあるものの、食べ始めるとあまり食べられない感じ、といった症状が始まった。2~3年前から同様の症状が時々あったが、放っておいたり、胃薬をのんだりすると良くなっていたのでそれほど気にはしていなかった。この度は、胃薬を飲んでもあまり良くならない。
1か月前に職場の移動があり、慣れない部署での仕事がはじまってから、なかなか寝付けないことが多く、いつも寝不足気味で、疲れやすい。1週間くらい前からは、時々フラフラ揺れるような目まいも感じるため不安になり、以前に腰痛でかかったことのある当院に来院。
【施術と経過】
・初回 全身の状態をみると、手足が冷え、腹部の緊張が強い。首、背中の緊張も強いため、まずは緊張しているところを緩める目的で鍼と整体を試みた。施術後は、手足が温かい感じがするとのこと。腹部の緊張は少しあるものの、この日は終了とした。
・2回目 初回の施術の晩は寝付きがよく、久しぶりによく眠れたとのこと。胃の不快感と目まいはあまり変わらず。前回の施術に加え、背部に施灸した。
・3~5回目 2回目以後、目まいを感じることが殆どなくなった。胃は多少楽になったが、まだあまり食べられない。前回同様の施術を1週間おきに3回続けた。
・6回目 胃の不快感はあまり気にならなくなり、夜も良く眠れるとのこと。眠れること、食べられることで体力も回復し、元々趣味で続けていたテニスもできるようになった。
【効果的であったツボ・整体】隔兪 脳神経点
【考察】 職場の環境が変わったことでのストレスにより、自律神経の働きが乱れ、不眠、胃の不調、目まいなどの症状が起こったものと思われる。このような症状の場合、不調のある部位にこだわらず、交感神経、副交感神経のバランスを取り戻す施術を行うことで、症状の解決につながる場合が多い。ただし、ストレスのある環境はなかなかなくすことが出来ないので、施術を続けて頂くことと、適度に体を動かすことで、自律神経の状態を良好に保つことが大切である。
※施術の効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、一般的な鍼灸の効果ではありません。
親切・丁寧な対応をモットーとしておりますのでお気軽にご相談ください。