眠りは最も大切な養生術。眠れなければ体調を崩し、体調が崩れるとさらに眠れなかったりといった悪循環に陥ることも・・・。
当院では、あなたの眠れない原因を探りなら、体全体を整える施術を致します。
不眠症とは、寝付けなかったり良質な睡眠が得られなかったりする睡眠障害の1つです。睡眠不足のため日中の眠気、倦怠感や集中力低下、意欲や食欲の低下などにつながり、体や心に不調が現れることもあります。現在、国民の5人に1人が悩まされていると言われています。
環境的要因 | 時差、寝具や枕、寝室の温度や湿度、騒音、光など | ||
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身体的な要因 | 高血圧や心臓病、糖尿病、呼吸器疾患、アレルギー疾患などの病気、年齢、性差、頻尿、痛みなど | ||
精神的要因 | うつ病、悩みや緊張からくるストレス、神経質な性格など | ||
生活習慣要因 | 不規則な生活、運動不足、薬の副作用、アルコール、カフェイン、ニコチンなどの嗜好品 | ||
その他 | 睡眠時無呼吸症候群や気管支喘息などの体の病気や精神疾患 |
不眠状態が1カ月以上続くと、日中の眠気、倦怠感、めまいなど体の不調、集中力低下、意欲や食欲の低下、抑うつ症状など心の不調が現れ、日常生活に支障をきたしてしまいます。眠れないことに不安や焦りを感じ、恐怖感を憶える場合もあります。主に4つのタイプに分けられます。
入眠障害 | 就寝から30分から1時間以上寝付けない | ||
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中途覚醒 | 夜中に何度も目が覚める | ||
早朝覚醒 | 起床時刻の2時間以上前に目が覚め、そのまま眠れない | ||
熟眠障害 | 睡眠時間は取れていても眠りが浅く、よく眠れた感じがしない |
睡眠は活動によって消耗した体の働きの回復や修復に欠かせない機能です。
人は活動して疲労すると、体の消耗をもとに戻すために眠くなります。また、休息して元気な状態になると今度はじっとしていられなくなります。
東洋医学ではこれを陰陽の関係と考えます。
活動は「陽」、睡眠は「陰」、陰と陽は互いに制御しあっていて、一方が主役の時は他方は脇役にまわります。「陽である活動」が過剰になると、陽の勢いを抑えるために「陰」が台頭してきて休息を要求します。これが眠くなる理由です。
地球上のすべての生命は太陽の熱や光で維持されています。人も太陽の恩恵を受けながら、自然界の「活動と静寂のリズム」と一致したリズムを体内で刻めば、健康的な暮らしを営むことが出来ます。
しかし、陰陽のバランスが崩れると、夜に主役となるはずの陰がうまく機能せず、リズムも崩れ不眠になってしまいます。
陰が主役になるべき時に陽が旺盛な状態は「陽盛」と言われ、元気が有り余って寝付けないような不眠となります。興奮してイライラが収まらない感じです。また、子供が遠足の前日に興奮して寝付けないといった時の状態も陽盛といえます。
また、陽が旺盛なのではなく、陰が弱すぎるために、陽が主役の座を陰に譲れずに不眠となることもあります。これを「陰虚」といい、体が疲れを感じていても眠くならなかったり、途中で目が覚める浅い眠りになったりすることが特徴です。
不眠症にならないためには夜は激しい運動やストレスとなる心配事、考え事を避け、陰が主役になれるよう、ゆったりと過ごすことが大切です。
眠っている時は陰が脳に運ばれている状態です。しかし、陰は重く、陽は軽いという性質があるので、重い陰を上の方にある脳まで運ぶ力が不足すると、不眠になってしまいます。ここでも気のめぐりが重要になってきます。下半身が冷えると上半身の熱、陽が上手く降りず、寝付けません。日中の運動などにより、熱をつくりだし、気のめぐりの良い、温かい体を保つことも眠りのためにはとても大切です。(冷え症の施術ページもご参照ください)
初診料 | 2,000円(税込) |
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施術料 | 5,800円(税込) |
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※初診料は初めての方、2年以上ご来院いただいていない方に申し受けます。
※鍼灸、整体いずれの施術を用いても料金は一律です。
親切・丁寧な対応をモットーとしておりますのでお気軽にご相談ください。